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ウィンドサーフィンとヨットの違いについて解説!構造や運動性能を比較

ウィンドサーフィン、ヨットとの違い

ウィンドサーフィンは、「ヨットとサーフィンの間の子」と言われることがしばしばありますが、ヨットから様々な要素がウィンドサーフィンには
取り入れられていますが、明確な違いがあります。ここでは、ウィンドサーフィンとヨットの違いについて、紹介したいと思います。

1. 構造と用具

 ウィンドサーフィンは、ボードとリグ(セイル・マスト・ブーム)で成り立っています。ウィンドサーファーは、ボードの上に立ちセイルを直接ブームを使って進行方向やスピードをコントロールします。ウィンドサーフィンの特徴として、セイルをボードをつなぐパーツにジョイントベースがあり、ジョイント部分が、一般的にはウレタン製のかたいゴムで繋がれています。そのため、マストは、ボードの上を様々な角度に傾けることができます。これによって、高いコントロール性と、アクティブなトリックなどが可能となりました。ヨットの場合は、マストがボードに固定され、自立しており勝手に傾くことはありません。セイルや舵を操作することによって、進行方向やスピードをコントロールします。

 ウィンドサーフィンどの種目でも、一人乗りで設計されています。それに対しヨットは、艇種により1人乗りのものから、複数人数で操作するものあります。
また、マスト・セイル、そして舵などは、ウィンドに比べ複雑な構造を持っています。

2. 運動性能

 ウィンドサーフィンは、体のバランスと筋力が求められます。ウィンドサーファーは、風を直接体で感じ対話しながら走ります。セイルの角度や足のポジションを変更することで簡単に、方向転換やスピードコントロールが可能です。これによりウィンドサファーは、波や風の状況に応じて、機敏に動くことができます。ウィンドサーフィンは、ヨットに比べ、身体を使ったダイナミックなスポーツになります。ヨットは、セイラーが戦隊に乗りセイルと舵を操作し、進行方向やスピードのコントロールを行います。舵の操作によりヨットのほうが風上への切り上がりがウィンドサーフィンに比べよくのぼります。そして、なによりスキッパーとクルーが連携をするチームワークや戦術的なスキルが重要となります。

ダイナミックなスポーツウィンドサーフィン

3. 競技形式

 ウィンドサーフィンはセイリング競技の位置づけになるので、ヨットのレースルールが採用されています。ウィンド・ヨットともに様々なレース形式があるので、その種目ごとに定められたルールがあります。競技スタイルは ウィンドサーフィンは、フリースタイルやスラローム、ウェーブライディングなど、さまざまな競技スタイルが存在します。これらの競技スタイルは、速さや技術、波乗りの要素を競うものです。一方、ヨット競技は、レースやマッチレース、クルージングなど、戦術や航海技術が重視される競技スタイルが主流です。

  • ウィンドサーフィン: スラローム、ウェーブ、フリースタイル、アップウィンド、コースレースなどがあります。
  • ヨット: フリートレース、マッチレース、チームレース、オフショアレース(長距離レース)などがあります。

4. スケール

ウィンドサーフィンは、ボードとセイルが軽量でコンパクトなため、持ち運びや保管が容易です。狭い水域や、浅い場所でも乗ることもでき、バンタイプの車などに何セットかのウィンドサーフィンの用具を入れて風の条件の良いゲレンデに行って楽しむこともできます。シュートアンドワイドのコンパクトなものが主流のため、コンパクトな車にも載せることも可能です。一方、ヨットはサイズが大きく、専用の係留場所や保管スペースが必要です。また、深い水域での航行が可能で、長距離のクルージングにも適しています。

ウィンドサーフィンもヨットも同じく海面を走るマリンスポーツですが、様々な違いがあることがおわかりいただけたでしょうか?どちらもやるに値する素晴らしいスポーツです。もちろん、長い歴史を持つヨット(セイリング)がなかったと知ったら、ウィンドサーフィンは生まれてこなかったことは間違いありません。近年両競技に於いて、フォイリングという新種目が台頭してきました。より観客を沸かせるためにスリリングでアクティブなレースが行われるようになり、セイリング全体が、盛り上がって来ています。

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